”成長”したこと ーミナー
皆様、お久しぶりです!
中間試験の勉強と課題とコンサートの練習に追われているミナです。
私の前のかんくんの記事“ベルトコンベイヤー”を読んだのですが、とっても心に響きました。
私もマギルに来てから、常に自問自答を繰り返しています。
“どうしてこんなに勉強しているのだろうか。”
“この勉強が何か将来誰かのためになるのだろうか。”
その答えは私もまだ見つかっていませんが、勉強すればするほど、“無知の知”を痛感します。
“こんなことも知らずにこれまで生きてきたのか…。”
と衝撃を受けたり、
これまで常識だと何も疑問を感じなかったことに
“どうしてそうなのか?”
と考えるようになりました。
今回の記事は“成長”をテーマに書きたいと思います。
私は一貫校で育ってきたため、マギルに来るまで“死ぬ気で勉強”をしたことがありませんでした。
だからこそ、留学をすることで、人生で一度でもいいから、“死ぬ気で勉強”したいと思っていました。がむしゃらに勉強すれば、世界が広がり、精神的にも成長することが出来ると思ったからです。
そしてまさにその目標通り、日本にいたときの5倍は勉強をしています。
(日本にいたとき、どれだけ勉強していなかったんだ…と計算しないでください…笑)
人生でこんなにも勉強漬けの毎日は初めてです。
始めの頃は、授業についていけない自分がもどかしくて、自分のリーディングの遅さに絶望して、単位が取れない恐怖で暴食に走り(信じられない量のクッキーとシリアルを毎日食べていました笑)、日本が恋しくて、毎日涙を流しながら過ごしていました。
ずっと夢だった留学生活がこんなにも辛いものだとは想像もしていなかったし、自分がどれほど甘い環境でぬくぬくと生きていたかを痛感した時期でした。
しかし!
半年間のこれまでの葛藤や辛さを乗り越えて、私は少しだけ“成長”できたのではないかなと思っています。
どこが?どんなふうに?
という声が聞こえてきそうなので、説明します。
1) できない自分を責めないようになった!
できないことを責めて自己嫌悪に陥っていても、何も状況は変わりません。どんなにできないことを恨めしく思ったとしても、意味がない。今では、“自己嫌悪に陥る時間があるなら、勉強しなさい!”と自分を叱咤激励して、毎日机に向かっています。
2) やるべきことと、やらなくてもいいことの区別ができるようになった!
これは本当に恥ずかしい話なのですが、私は英語の文章を読んで要点を理解するのが本当に遅いです。
終わるはずもないリーディングを5時間かけて終わらせるくらいなら、授業の内容を理解することを優先した方がいい、と思うようになりました。
1週間に150ページなんて、どう考えても読めません。
それに、“リーディングを終わらせた”ことに満足してしまい、それ以上理解を深めようとしなくなってしまう自分に気が付きました。
そこで、私が考えた秘策(マギルの学生に教えてもらった方法です笑)は、
IntroductionとConclusionを読んで大まかな内容を掴む!
ということです。
初めてこの方法を試したときは、少し心細さもありましたが(何しろ1時間かけても絶対に読み終わらない課題が、20分で終わってしまったのです!!)、きちんと大事なポイントを理解していたおかげで、その後の講義の内容がすんなりと頭に入ってきました。
(これはあくまでも私個人の意見です。良い子は真似しないでください。)
3) 優先順位をつけて効率的に勉強できるようになった!
これは2)にも重なる部分なのですが、私はいつも容量が悪くて、時間をかけても結果が付いてこないことがしょっちゅうでした。
ですが、今では、限られた時間をどう有効活用して勉強に費やすか、を常に考えながら過ごしています。
(今週3つ中間試験があるのに、いまだに殆ど手を付けられていないのですが、この半年間で培った“集中力”と“効率重視の勉強法”で、何とか乗り越えようと思います笑)
↑これは12月の期末試験の時の写真です。体育館で一斉に試験を受けます。
4) 自炊ができるようになった!
前回の記事でも少し書きましたが、料理が大好きになりました。
メープルクッキーとポテトチップス、さらにチョコレートチップクッキーを毎日食べていた不健康な生活から、今ではきちんとお肉、野菜、果物、お米を食べる健康的な生活になりました。
今では、暇があればレシピ検索をして、“次はこの料理に挑戦してみよう!”と思ったり、
夜中どうしてもおなかが空いて眠れないときに、レシピ動画を見て空腹を満たそうと努力したり(もっとおなかが空いてしまうので、結局部屋に常備してあるチョコレートを食べてしまいます笑)しています。
5) 寒さに強くなった!
これはおまけですが笑、本当に寒さに強くなりました。
日本(東京)の冬ですらあまり好きではないくらい、寒さが苦手だった私が、今では
‐5度なんてへっちゃら!
になりました。
それもそのはず。マギル大学のあるモントリオールは冬の最低気温が―20度ほど。体感気温に至っては―30度なんてこともあります。
寒さに強くなければ、この地で生きていくことは不可能です!
なんだかとっても主観的な記事になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
次回もお楽しみに⛄
ミナ