mcgill_exchange’s diary

マギル大学交換留学生によるブログ

純ジャパ女子の交換留学@ McGill University

はじめまして!今回は私、さわこ が担当です。

maple leaf

McGill Universityでの交換留学について、主に志望の理由や応募・準備のプロセス、実生活などを時系列で書いていきたいと思います。それぞれのライターが書いている経験を比べてみるのも楽しいと思いますよ!


 
まず初めに、このブログの記事を読んでくださっている方はMcGill Universityって聞いたことがありますでしょうか?
 
正直、私は大学の交換留学先リストを見るまで大学名さえも知りませんでした
当ブログのまりりんさんの記事にもあったように、日本国内で知っている人は比較的少ないと思います。
McGill Universityはカナダ東部・モントリオールという街にある大学です。1821年に創設されたカナダで最も古い大学の一つで、なおかつUBCやUniversity of Torontoと並ぶカナダのトップ校なんです!
––と、今ではすっかりMcGillが好きで説明できるほどになっていますが、
どうしてMcGill Universityで留学をしているのか、自己紹介も交えてこれから説明していきますね。
 

 
私は東京の大学に通う言語学専攻の3年生です。
日本で生まれて、日本の公立小学校・中学校、私立高校へと進学して、これと言った海外経験はほとんどありませんでした。高校2年生の夏休み数週間を使って、Australiaに研修で行ったくらいで、いわゆる「純ジャパ*1」です。
ただ、父の仕事や家族での海外旅行に刺激を受け、中高生の時からなんとなく「大学生になったら留学とかしてみたいなぁ。」とだけ考えていました。
大学1年の後半には留学を意識しはじめていましたが、その時には特定の大学に絞ることなく、学内選考に向けてGPAとTOEFL対策をしていました。
私の大学では交換留学志望者の学内選考が秋学期初めにあります。そのため春学期の間にTOEFL iBTのボーダーライン80~90点以上をクリアして、大学を絞り込んでいきました。
 
 
絞り込んでいく過程で、自分の留学の目的がはっきりとしてきました。
1: 今までとは異なる環境に身を置き、英語力はもちろん、自分の自立性を高めること。
2: 単なる語学留学ではなく、交換留学として、自分の専攻分野である言語学見識を深めること
の2つが私の中で重要度の高い要素でした。
 
その2つの目的を達成するのに、
英語がメインの大学でなおかつフランス語が公用語ケベック州にある、という独自性の高さは、学習環境としても言語学的観点からも魅力的でした。
加えて、言語学の学部がしっかりと設けられており、研究者も多く学際的な研究活動も盛んな大学だったので、McGillは最適だったのです。
 
 
晴れてMcGillに学内選考で通過し、その後2年生の秋学期後半から3年生の春学期まではビザや実際にMcGillへの出願・履修など準備が続きました。
この時期は通常の学期スケジュールとかぶることが多く、忙しかったです。
 
そして昨年8月末、ついにモントリオールに降り立ち、留学生活が始まりました!f:id:mcgill_exchange:20180213134052j:plain
モントリオールの街やMcGillのキャンパスの大きさ、建物の美しさは今でも忘れられません。暖かくて過ごしやすかった日々……

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(写真左はArts Buildingの入り口。右は大学のキャンパスの一角です)

 
それから約半年が経ち、一面雪化粧の現在は冬学期の中間テストの時期にさしかかっています。
初めての海外留学×一人暮らしで不安だった留学当初からは想像がつかないほど、
McGillでの生活が充実していて、自らの留学の目的到達に向け、良い環境を選んだと自信を持って言えます。
 

 
長くなってしまいましたが、
読者の方にMcGill Universityについてより知ってもらい、
交換留学についての疑問を晴らす一助になったら幸いです。
次の更新もお楽しみに!

 

さわこ

*1:帰国子女の対義語として用いられることが多いです。一般的に海外在住経験の無い人のことを指します。