mcgill_exchange’s diary

マギル大学交換留学生によるブログ

ボランティア ver.2 -ミナ-

 

 みなさんこんにちは!

 

エッセイの提出が信じられないくらいたくさんあり、一日中パソコンに向かっていて目がチカチカし始めたミナです笑

 

個人的な意見ですが、エッセイを書くのは試験勉強の約3倍時間がかかります。理由は、

①授業の課題と違って読むべき文献の範囲が決まっていないためと、

②何度も書き直しをしながら進めなくてはいけないためです。

つまり、より良いエッセイを目指せば目指すほど、時間と労力を必要とします。

無事に提出できるように頑張ります!

 

また前置きが長くなってしまいましたが、今回は

私がReading Week中に行っていた

金銭的な理由や健康上の理由などで充分に食事にアクセスできていない方々に食事を無料で提供したり、食材を配ったりしているNGO法人でのボランティア

について記事を書きます。

 

マギルには

Alternative Spring Break

というシステムがあり(www.mcgill.ca/asb/home参照)、Reading Week中、マギル大学を通して、モントリオールにある様々な場所でボランティアをすることができます。

 

そして、ボランティア期間が終わった後、参加した学生で3時間のReflectionの時間が設けられています。

 

私はそのうちの一つのNPO法人NDG Food Depot (http://www.depotndg.org/参照)で4日間ボランティアを行いました。

 

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私がこの団体でボランティアをしようと考えたきっかけは、

留学中、食の魅力を再確認したこと

です。

食事は生きるために必要なものですが、それだけではなく、人と人を繋げるコミュニケーションのツールになるものだと痛感しました。

 

日本にいたときも、食べることが大好きでしたが、留学に来てから、食事って本当に大切だなぁとひしひしと感じています。

 

私とは全く環境や食生活で育ってきた友人と、一緒に食事をしながら話したり、お互いの国の料理を作ってあげたり、風邪をひいたときや落ち込んだ時にその友人を思いながらご飯を作ったり…

食事が私と異文化の友人をつなぐ一つの重要な要素であったことは間違いありません。

 

留学中の楽しかったこと悩み、つらかったこと、救われたことなど、全てを”食”から連想できるくらい、食と濃密な関係を築いてきました。笑

 

食事の大切さを実感したからこそ、食事に充分にアクセスできていない方々のサポートをしたい!という思いで、この団体でボランティアを行うことにしました。

 

具体的な活動内容については割愛して、この記事では、私の疑問点について書きます。

 

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Reflectionでの一枚。

What did you learn about yourself?

・Now I know how to see the same world from different views

・I learned that I wasn't prepared to break social isolation. I bound myself unable to tongue-tied. Now, I feel with experience I know what I expect ehich make me more adapt in dealing with it.

・I learned that while I prefer structure, great things can happen without it!

・Being more aware of certain issues makes it easier to act. I learned to keep a open mid and suppportiveness.

・I learned that I'm better at communicating with others than I thought. I am now more confident in initiating and working conversations with others.

・I was so happy to volunteer with other McGill students and local people who contribute to the society. Also, I was surprised the amount of donation.

・I learned that it's hard for me to say no to people during deliveries. And I've come to realize the needs of different people in the community.

・I think I am more adaptable in my communication style (in order to interact with different individuals)

・I was able to clearly contextualize my privilege and better understand what it means.

 

この模造紙からもわかるように、それぞれの学生がたくさんのことを感じ、それをシェアしながらReflectionが行われました。

 

Reflection中、一人の学生が質問をしました。

なぜ、食事にアクセスできない人が化粧はできるのか?

 

この質問をしたのは、私と同じNGO団体でボランティアをしていた学生です。この施設に食事を受け取りに来た方の中で、一人の女性の方とお会いしたのですが、その方は身なりもお化粧もとっても素敵でした。

なぜ化粧品を買うお金を食費に使わないのか?

 

この質問に対しては多くの意見が飛び交いました。

・身なりをきちんとすることと、食事への十分なアクセスとは別問題だ。身なりをきちんとすることは彼女のアイデンティティであり、彼女の中では最優先事項なのだ

・無料の食事を求めてやってきただけなのでは?

・人を見た目で判断してはいけない

などなど。

 

私は明確な答えはわかりません。けれども、人にはそれぞれの悩みがあり、それを外見や言動だけで判断・推測することには少し疑問を感じます。

もちろん、”外見は内面の一番外側”という言葉もあるように、外見はその人の内側を表すこともあるかもしれません。ですが、だからと言って、

身なりがきちんとしている人は必ず金銭的に余裕があると短絡的に考えるのは違うと思います。

何を考えるのにも、多角的な視点が大事だと改めて思いました。

 

ボランティアの内容や、私の経験よりも、考え方の方がメインの記事になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

ミナ