mcgill_exchange’s diary

マギル大学交換留学生によるブログ

総括 -ミナ-

 

皆様、お久しぶりです!

マギル大学への交換留学期間を無事に終了し、一カ月前に帰国しました

ミナです!

約2か月ぶりの更新となってしまい、大変申し訳ありません…。

 

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(マギルのオリエンテーションで撮影した写真です)

 

 

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今回の記事では、留学生活の総まとめ(主に就職活動について)と、秋からマギルへ留学する皆様へメッセージを書かせていただきたいと思います。

 

 

では、まず私の留学生活に関して書きます。

私の留学生活は、”Challenge, Hardworking, Accomplishment"でした。

 

 

9月から12月までは勉強のスピードとカナダでの生活に慣れるので精いっぱいの毎日でした。

課題の多さ、周囲のレベルの高さ、友人関係の構築、課外活動、家事…。いかに自分が生ぬるい環境でぬくぬくと生きてきたかを痛感する日々でした。

 

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(10月にケベックに訪れたときの写真です。紅葉が本当にきれいでした!)

 

 

 

1月以降、環境に慣れ、勉強が楽しくなり、良い成績を取るための”逆算”をしながら日々の生活を送りました。

 

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(モントリオールで人気のお店Le Passé Composé

http://www.bistropassecompose.com/

のブランチです。寒い冬でも長い行列ができるくらい、本当においしいです!)

 

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(チャイナタウンにあるバーLe Mal Nécessaire

www.lemalnecessaire.com/

です。パイナップルの果肉とお酒の味がたまらなくおいしかったです!!)

 

 

しかし、時間と心に余裕ができた直後、3月の就活解禁となり、留学生活と就職活動を並行して行う事となりました。

 

就職活動では、何をどう頑張ればいいのかわからない不安に押しつぶされそうになりながらも、他の交換留学生と励まし合ったり、日本の友人と電話したりしながら、少しずつ自己分析・業界分析・企業分析を進めました。

 

日本で就職活動を行った友人と比べると、合同説明会に行けなかったり、OBOG訪問ができなかったり、インターンができなかったり…。たくさん不安な要素がありました。

 

でも、今はインターネットがあります。

 

動画配信で会社説明会を拝見したり、ホームページを拝読したり、様々な就活サイトから情報を得たりしながら、企業分析を進めました。

OBOG訪問については、多くの社会人の方に協力していただき、メールや電話、スカイプで対応していただきました。

 

 

何を伝えたかったかというと!

留学と就活の両立は決してできないことではない、という事です。

 

 

むしろ、留学しながらの就活だったからこそ良かったことがたくさんあります。

 

1) 徹底的に自分と向き合えた事

留学先では、就活をしている日本人はとてつもなく少ないです。支え合う仲間がいない、ということを”辛い”と感じることもありますが、周囲の就活状況に惑わされない、という利点もあります。

就活に対する考え方も、就活の進め方も、人それぞれです。絶対にこれが正解、というものはありません。そのため、私は”自分はどうしたいのか。”を常に考えて就活を始めました。自分自身の判断軸に沿って就活を進められたことは、本当に良かったと思います。

多様な考え方を持つ優秀な仲間と切磋琢磨した経験があったおかげで、自分の道を自分で切り拓く勇気と自信を身に着けました。

 

 

2) アウトプットを行いながら留学生活を送れた事

 

留学中はインプットされっぱなしの毎日です。アウトプットしている時間の余裕も心の余裕もありません。

しかし、就活を始めたおかげで、ESやスカイプ面接などを通して

留学中に学んだことや、頑張ったこと、その成果をきちんとアウトプットすることができました。

アウトプットをしていく中で、

”この部分が足りていないから、もっと頑張ろう”と日々の励みにしたり、

”自分が頑張ってきた成果ってこんなところに出てきているんだ”と気が付いたり…。

 

留学生活で、日々の課題に追われてしまうことは仕方のないことですが、

・何のために留学に来たのか

・留学で成し遂げたことは何か

・今後どんな人物になりたいか

などなど、しっかりと考えられたのは、本当に貴重な体験でした。

 

 

3) 常に時間的制約があったこと

 

留学先での勉強は本当に大変です。勉強だけでも時間が足りないのに、同時に就活なんてできるのかな…。と思っていましたが、

頑張ればできないことなんてありません!

勉強の息抜きとして、SPIや適性検査の勉強をしたりESを書いたり、

逆に就活の息抜きとして、授業の課題を行ったりしていました。

就活に割ける時間に制限があったからこそ、時間の大切さを痛感でき、本当に集中して取り組むことができました。

時間をかけることよりも、いかに集中して効率を上げるか、が大事です!

 

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(2月の中間試験に向けて勉強していた時の写真です。)

 

 

このように、留学と就活の両立は、大変なことばかりじゃなくて、良いこともたくさんあります!!

 

 

 

最後に、これから留学する皆様へ。

 

留学先で辛いことや大変なことがあった時、決して諦めないでください。

その経験は必ず自分の糧になります。

壁を乗り越えた先に味わう達成感は一生忘れられない宝物になります。

皆様の留学生活が実り多きものとなりますよう、心からお祈り申し上げます。

 

このブログは来期の交換留学生の後輩に託します。

 

来期の交換留学生の皆様、

どうかこのブログを活用して、日々を頑張る励みにしてくれると幸いです。

 

 

最後に旅行に行った時の写真を貼っておきます。

 

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(ナイアガラの滝です。迫力があり、吸い込まれそうになりました!!)

 

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(バンフ国立公園のLake Louiseです。壮大な自然に囲まれ、癒されました!)

 

 

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(ドミニカ共和国に訪れたときの写真です。久しぶりに海を見て、心から感動しました!)

 

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(ドミニカ共和国の島の一つです。電波が全く通っていない状況でしたが、心を浄化することができました。)

 

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(モントリオールにあるノートルダム聖堂の写真です。美しいステンドグラスと、荘厳な雰囲気が私は大好きでした。)

 

 

長文を読んでくださり本当にありがとうございました。

Merci Beaucoup! Bonne Chance!!

 

ミナ

 

 

 

ドライブの勧め (ぎー)

こんにちは、ぎーです。

 

ぼちぼちファイナルも終わり、多くの帰国生が帰国モードになっている今日この頃です。僕はビザが切れるまでモントリオール生活を楽しもうと思っているので、こっちで仲良くなった他の交換生ともモントリオールでさよならです。

 

さて、先日暇を利用して、ケベックシティまで観光も兼ねて、日帰りドライブをしてみました。今回はこっちでのドライブについて書きたいと思います。

 

僕は車やドライブが大好きで、日本ではほぼ毎日車に乗ってドライブしていました。なのでドライブをしなくても他の交通機関を使えば一通り生活ができるモントリオールに来てから車から遠い生活をしていて、ドライブ欲が日に日に増していました。

 

モントリオール-ケベックシティ間は片道約250km、3時間弱の道のりでした。日本だとだいたい東京-伊豆間ぐらいだと思います。こっちで初めて運転したんですが、結論から先に言うと、最高に気持ち良くドライブができました!

 

最初に日本の道路状況との違いを簡単に説明しておくと、カナダは日本とは違い、右側通行です。なのでそれに従って、道路に関してすべてが日本と逆になります。例えば、右折は小回り左折は大回り、ハイウェイでは1番内側が追い越し車線、外側が走行車線、といった感じです。また、車自体も基本的にすべて左ハンドルです。また、フランス語が公用語ケベック州では、標識がすべてフランス語です。言葉だけだと日本でのドライブと大幅に異なるので運転が難しいような感じもするかもしれませんが、実際全然違和感なく運転できます。標識に関しても結構図がわかりやすかったりするので、必要最低限のフランス語の知識さえあれば全然問題ないと思います。

 

またハイウェイはアメリカと同じように基本的に無料で走れます。制限速度として、中央分離帯があるハイウェイでは100km/hと法律で定められています。が、日本のようにオービス等の速度計測システムが見当たらず、後パトカーもそこまで見張っていないので、基本的に皆結構ラフな感じです笑だいたい走行車線だと平均100km/h超、追い越し車線だと平均120km/hといったところでしょうか。

 

ただ、気をつけたほうが良いのはハイウェイでのスピードの出し過ぎです。カナダのハイウェイ、ついついアクセルを踏んでしまいがちなんです。僕がドライブした日は春うららかな快晴の日でした。青空の下、だだっ広い土地のなかにまっすぐに伸びた道、お気に入りのプレイリストをかけながら気持ち良く運転していると気づいたら140km/hを超していた事が良くありました。笑先ほど、パトカーが少ないとは書きましたが、実際絶妙な所に隠れて見張ってたりしたので、スピードの出し過ぎだけは注意です。

 

ドライブしてみて思った事があります。それは、日本のパーキングエリア、サービスエリアのすごさです。カナダのハイウェイでは途中にトイレパーキングがあり、一旦ハイウェイから降りれば所々にドライブスルーのお店が充実していたりします。しかし、日本での大型の施設の中にレストランやフードコート、お土産やさん、さらにガソリンスタンドやドッグランまであったりするサービスエリアとは比べものになりません。高速道路の休憩に大きなビジネスチャンスがあると見た日本人の感覚、恐るべしです。

 

カナダの場合、学生であったら日本の国際免許で簡単にレンタカーが借りられます。ガソリン代のこともあり、値段は他の交通機関より少し高めになるかもしれないですが、ドライブが好きならお金出す価値はあると思います。

 

興味があればぜひ天気が良い日、カナダの広大な道を気持ち良くドライブしてみてはいかがでしょうか。

長距離鉄道VIAのススメ

れれれです、マギル大学は期末試験真っただ中ですね。先日週末を利用してトロントに行ってきました。観光はあまりできなかったのですが、大学のOBOGの方とお話ししたり、友人と再会して一緒にご飯をしたり、とても楽しかったです。さて、今回移動に利用したのがタイトルにあるVIA鉄道。留学中私は何度かこの鉄道を利用していて、バンクーバートロント間の4泊5日の鉄道旅や、ケベックシティへの移動でもお世話になりました。そこで、飛行機を使えば一時間程度の移動で済みそうな距離を敢えてこの鉄道を使って移動することを今回の記事ではオススメしたいと思います。(バンクーバートロント間の旅も激推しですが敷居が高いと思われるので今回は数時間程度の移動の話をします)

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メリットその①:外の景色を楽しめる
飛行機の場合、どのような移動ルートであろうが窓から見える景色は大体同じで、あまり面白くありません。見渡す限りの雲に飽きたれれれは最近はトイレに行きやすいという理由で通路側の席を希望することが多いです。その点、鉄道旅は変わりゆく景色を楽しめます。上の写真はオンタリオ湖!留学中はあまり行くことのないカナダの郊外の様子も車窓から楽しめるのが良いです。

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メリットその②:飛行機よりも快適
飛行機と比べ、座席間の距離が広い、騒音が小さい、総じてゆれが少ない。課題も飛行機の中でやるよりはかどる気がします。モントリオールトロント間では私は倫理学の小レポート書いてました。気圧の変化もないし、離陸着陸時に耳がキーンとなるのが苦手という人はぜひ利用を考えてみてください!

 

メリットその③:乗車するまでの手続きが楽

飛行機乗るのって面倒ですよね。最近はオンラインチェックインも増えてきて便利になりましたが、チェックイン手続きして、預け荷物をカウンターで預け、機内持ち込みの荷物は保安検査場で検査を受ける。私はこの保安検査場というのが嫌いで、パッキングの段階で機内持ち込み用に液体を小分けして規定サイズの透明な袋に入れたり、それを検査時に取り出したり、パソコンを取り出したり、検査が終わったらそれらをもう一度鞄にしまってワタワタするのが非常に煩わしいな、と思います。(液体物に関しては預け荷物に入れてしまうという方法もあるんですが、ロストバゲージが怖いので短期の旅行では機内持ち込み荷物で済ませるのがれれれ流です)その点、VIAは保安検査を受ける必要はないし、荷物には重量制限くらいしかないし、搭乗時間になったら係員の人にチケットを確認してもらうだけなので非常に楽!私がVIAをオススメする理由の大部分はここにあります。そんなにかよ!って感じかもしれませんがれれれ的には重要です(笑)

 

移動時間ですが、モントリオール-ケベックシティ間が3時間、モントリオール-トロント間が5時間(乗り継ぎなしの場合)となります。移動に時間かけたくない人にとっては長時間列車の中にいるのは苦痛かもしれませんが、カナダの広大さを体験できるので個人的には楽しいです。チケットの手配は公式ウェブサイトからできるので、皆さんぜひカナダに来た際は利用してみてくださいね!

www.viarail.ca

 

ピアノ🎹―ミナ―

皆様、お久しぶりです!

帰国がだんだんと目前に迫ってきていて、悲しくなっているミナです…今日、最後の授業が終わってしまいました😢

残すは試験のみです!!最後の試験、精一杯頑張ります!

 

 

それでは!本題に入ります😊

今日はピアノについて書きます。(とっても長くなってしまいそうですが、どうか最後までお付き合いいただけると幸いです。)

 

 

私は5歳から16年間、ピアノを続けています。

そして、現在もマギル大学音楽学部のピアノ教授に個人的に教えて頂き、コンサートにも3度出演させて頂きました。

(政治専攻の私がなぜマギルの音楽学部のピアノ教授と知り合えたのか、についてはブログの後半に記しています!!)

 

5歳の頃、千と千尋の神隠しのバックミュージックの『いつも何度でも』

千と千尋の神隠し - いつも何度でも純音樂 - YouTube

憧れてピアノを始めました。この映画を父と見に行った日のことは、今でも鮮明に覚えています。両親が豚になってしまうシーンが怖くて泣いてしまったこと、音楽が綺麗で幼いながらにも感動したこと、帰りにビデオ屋さんで『とっとこハム太郎』のビデオを借りてもらったこと…。

この映画にインスピレーションを受け、『いつも何度でも』を自分で弾けるようになりたい!と思った私は、両親に頼んでピアノを習い始めました。

 

でも、練習は大嫌いでした。他の友達が公園で遊んでいる時も、私は帰ってピアノを練習しなくてはいけず、いつも泣きながら弾いていました。

 

当時はピアノが大嫌いでしたが、今は無理やりにでも私にピアノを続けさせてくれた母に心から感謝すると同時に、胸を張って”ピアノが好き”と言えます。

 

どうしてピアノが好きになれたのか?

それは、自分の好きな曲を表現したいように演奏できるようになり、

そしてそれが聴いてくださっている方の心に響き、拍手を頂けるようになったこと。

この醍醐味を知ったからだと思います。

 

私のピアノの歴史を語ることになってしまいましたが、ここからはとっても素敵なお話

”どうしてマギル大学音楽学部の教授からピアノを教えて頂くことになったのか”

を書きます。

(またまた長くなりそうな予感ですが、どうか最後までお付き合いください。笑)

 

私がモントリオールに着いたのは昨年の8月。

モントリオールがどんなに寒いかを様々な人から聞いていた私は、夏服を殆ど持ってこなかったのですが…

意外と暑い!

湿度は低いものの、30度でセーターはさすがに着れません。

ということで、夏服を買いにダウンタウンのショッピングモールへ。

 

ダウンタウンにはIndigoという文房具屋さんがあるのですが、そこにはグランドピアノが置いてあります。誰でも好きな時に演奏可能なピアノです。

 

私はそのピアノを見て、”せっかくだし、弾いてみよう”

と軽い気持ちで弾き始めました。

 

この”軽い気持ち”のお陰で、私はマギルのピアノの先生に出会うことができました。

 

私が演奏している間、一人の男性がピアノの前に立ちました。

そして、私に”君の演奏は素晴らしかったよ!ピアノはどこで学んでいるの?”

と聞きました。私は、自分がマギルの交換留学生であり、ピアノはマギルでは学んでいないこと(政治専攻のため)を伝えました。

すると、”マギルには素敵なピアノの教授がいる。僕が紹介してあげるから、絶対にピアノを続けるべきだ。”

と、マギルのピアノの先生を紹介してくれました。

 

そしてその後、自分のピアノの録音とともにその先生にメールを送り、教えてもらえるよう交渉し、ピアノを教えて頂くことができました。

 

日本でピアノをしていたときとの違いは大きく分けて2つ。

1)かなり放任主義

私が習っている日本のピアノの先生は、本番前は必ずホールレッスンをしてくださったり、本番に向けて何度もレッスンをしてくださったりしていました。

しかし、マギルの先生は、本番前最後のレッスンで暗譜(楽譜をすべて暗記すること)が完璧にできていなくても、何も言いません。それだけ信頼されているという事なのかもしれません。

 

2)学生同士で互いの演奏に感想を言い合う。

私は、日本で友人の演奏を聴く機会が少なく、お互いの演奏に感想を言い合うことをあまりしてきませんでした。

しかし、マギルでは、生徒同士の交流がすごく盛んで、お互いの演奏を聴き合い、褒めたり、アドバイスをしたりすることが当たり前のように行われていました。

音大とピアノ教室の違いなのかもしれませんが、生徒同士の絆の深さがとても心地よかったです。

 

そして、11月、3月、4月と全部で3回コンサートに出演させていただきました。

コンサートに出させていただけるとは想像もしていなかったのですが、先生から”You are a talented pianist. You should play your great songs in front of the audience."と言っていただくことができ、認められたという事実が本当にうれしかったです。

 

その期待を裏切らないように、コンサートに向け、毎日精一杯練習しました。

 

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(マギル大学音楽学部のある建物Strathconaです。私はここに毎日通っていました。)

 

 

ピアノの練習時間を確保するのは並大抵のことではありませんでしたが、

課題の多さや周囲のレベルの高さ、

ホームシック、

寂しさ…。

留学初期、一番辛かった時に、ピアノが私を救ってくれたことは間違いありません。

ピアノの練習をすることで、焦りや自己嫌悪が自然となくなり、本来の自分を受け入れられるようになりました。

 

 

ピアノを本業で学ぶ世界中の友達ができたこと、

ピアノ学科の学生と一緒にコンサートで演奏できたこと、

お客様から”You are just amazing." "I was impressed at the way you express your emotion."など、たくさんお褒めの言葉を頂けたこと、

コンサートを聴きに来てくれた友人から”ミナのピアノは人を感動させる力がある”と言ってもらえたこと…。

 

一生の思い出となる、かけがえのない経験をすることができました。 

 

最後のコンサートは終わってしまったのですが、

留学生活において、学業だけでなく、私の人生の4分の3以上を共に過ごしてきたピアノとしっかりと向き合うことができた幸せを今、ゆっくりとかみしめています。

 

 

Indigoという文房具屋さんで出会った男性の連絡先を聞くのを忘れてしまったため、

この感謝の気持ちを伝えられないのが本当に残念です。(おそらくその男性はドイツ人の方で、ドイツの音大でピアノの教授をされていらっしゃる方でした。)

 

 

けれども、日本に帰国してから、日本のピアノの先生に成長した姿を見ていただけるのが今から楽しみです。

 

 

そして、最後に読者の皆様に伝えたいことは、

モントリオールがとても音楽が盛んな街であること!

 

マギルの寮のオープンスペースにピアノが置いてあったり、

Indigo(最初に紹介した文房具屋さん)に行くと必ずプロ級のピアニストの生演奏を聴けたり…。

 

音楽とともに豊かな毎日を送れるって、本当に幸せなことだなあとつくづく思います。

 

 

 

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(マギルのピアノの練習室の壁に書いてある落書きです。さすが芸術的…!)

 

 

 

 

いつものように

長文。

さらに

個人的な日記

のようなブログになってしまいましたが、最後までお付き合いくださってありがとうございました。

 

次回もお楽しみに💕

 

ミナ

 

 

 

 

 

ぼっち暮らしで酷い風邪?インフル?にかかる(ぎー)

お久しぶりです、ぎーです。

 

いよいよ年度末。今週からレポートやテストが始まり、山場を迎えてる所です。

 

そんな学年末直前に、なぜか運悪く約4年ぶりにひどく体調を壊し、先週丸1週間家で寝込んでいました。今回はそのことについて書きたいと思います。

 

発熱0日目、朝なんとなく体がだるく、念の為熱を測ってみると38.8℃。この約4年程熱が出たことなんてなかったので結構ビビりました。とりあえず日本から持参していた解熱剤を飲んで寝ることに。この時は、熱なんか1晩くらいで下がるだろうと思って楽観的に事を捉えていました。しかし発熱1日目、39.5℃まで熱が上がり、それプラス痰の絡んだ咳が酷く夜は咳で寝れない程に。発熱2日目も39℃台をキープ、ようやく3日目に微熱まで下がりましたが、微熱はその後2日間残り、ようやく6日目に薬を飲まなくても1日中平熱に戻りました。

 

家の近くに病院がなく、めんどくさくて病院には行かなかったので正確に何が体を蝕んでたのかは分かりませんが、症状的にはめっちゃひどい風邪かB型インフルエンザだったのかなって思います。

 

個人的にこの留学が始まって以降、初っ端の家探しぐらいしか大変だなって思うことがなく、このまますんなり留学終わっちゃうのかなーってつまらなく思っていた矢先の事だったので、結構そのタイミングに驚きでした。

そして、僕はあえて大学があるダウンタウンには住まず、少し外れた住宅地に1人暮らしをしてモントリオールでの生活自体も楽しんでいるんですが、今回は初めてそれが辛く、そして寂しく感じました。

 

高熱が出てると体力が高速で消耗され、外になんか出られません。何日もずーっと家の中にいて外の空気も吸えず、出たい授業にも出られず、人と話すこともなく、そして生の人間を見ることが出来ない。家で寝込んでいる間は一般社会から切り離され、完全に孤立した気分を味わっていました。それだけでも十分に精神的にも落ち込むのに、普段病気なんかとは無縁な僕のメンタルを更にズタボロにした出来事がありました。

 

それは、熱が1番ひどかった時に遠い日本から僕の体調を心配してかかってきた弟からのテレビ電話でした。「なんか疲れた顔してるね。」弟の何気ない一言ですが、慣れない病人生活で沈んでいた僕のメンタルに直に響き、なぜか涙が止まりませんでした。日本にいるときから弟にはあまり辛い顔を見せたくないって思ってきた僕にとって、この一言はかなりきました。悲しさと、弟がわざわざ気遣って電話をかけてきてくれた嬉しさと、久しぶりに体調を壊した悔しさが混じった涙でした。風邪とかインフルで寝込むってクソだなって深く思いました。

 

病人生活自体は、解熱剤と少し強力な抗生剤、その他には薬局で買ったビタミンC錠剤とオレンジジュースを過剰摂取し、また食欲だけはずっとあったのでチキンスープや豆腐、野菜果物を食べて生き延びていました。ずっとフレンチフライやハンバーガー、ドーナッツと言ったコテコテのジャンクフードがめっちゃ食べたくて仕方ありませんでした笑

 

途中、交換生の友達の1人が気遣って、わざわざ風邪に効く物を買ってダウンタウンだから少し離れた家に届けに来てくれて、更に家にあったりんごを剥いてくれました。社会から孤立して人と直接コミュニケーションを取っていなかったのもあって、その心遣いが本当に嬉しかったです。他にも優しいメーッセージをくれた友達もいました。困った時の助け合いの大切さを実感しました。本当にありがとう。

 

とりあえず、今回の経験から風邪やインフルで寝込む辛さを久しぶりに実感しました。特に一人暮らしだと、どんなに一人が好きでも、寝込むと一気に「独り暮らし」に状況が急変します。もう今後数年は寝込みたくないです。体調は良いに越したことはありません。また海外生活になると、病院のシステムとかも日本とは違い、何かと下調べが必要になったりでめんどくさいです。普段から体調を崩さない予防をしっかりとしておくこと、そして、他の人が体調を崩してたら率先して何か為になる事をするっていう心掛けが重要だなって改めて思いました。

 

さあいよいよ学年末。僕はマギル大学での授業が全て終わり、後はテストのみとなりました。最後までしっかり、マギル生活を堪能したいです。

他の英語圏では通じない?ユニークなカナダ英語 〜みみ〜

こんにちは、みみです!

 

モントリオールは、3月下旬にもかかわらず、氷点下を下回る日が続いています。今頃日本では桜が咲いているというのに、まだまだParka*1が手放せません。

 

そして私たちマギル生は、絶え間なく訪れる課題の締切日と、1ヶ月後に迫り来る期末試験の恐怖と戦いながら毎日を過ごしています。

 

それでは...今回はカナダならではの英語表現を紹介したいと思います!

 

Eh?

カナダ英語を語るなら、外してはいけないのがこの表現。相手の同意や共感が欲しい時に、文末につけて使われます。また、疑問文の後につけると強調の意味になります。他の英語圏の人たちから度々ネタにされてしまう、大阪弁で言うところの「なんでやねん」的存在です。

"The weather is really nice today, eh?"

(今日はすごく天気が良いよね?)

"What are you up to these days, eh?"

(最近何してるの?どう?)

 

Hydro

Hydroと聞くと水を連想しますが、実はelectricityと同じ意味。カナダでは多くの州で、水力発電(hydroelectricity)が行われているからだそう。

寮の契約の時に、担当者の方から「家賃にはhydroも含まれています」と連絡があったのですが、初めてこの表現を聞いた私は、意味がわからず戸惑いました(笑)

 

Timmies、Timmy's

カナダの国民的コーヒーショップ、Tim Hortonsの愛称。多くの店舗が24時間営業をしており、徹夜で勉強するマギル生の強い味方です。どのクラスにも必ずと言って良いほど、Timmiesのコーヒーカップを片手に授業に現れる生徒がいます(笑)人気商品は一口サイズのまるいドーナツ、Timbitsです。

 

Mickey、Two-four

375mlのお酒のボトルはmickeyと呼ばれています。小さめサイズらしく、可愛いネーミングではないでしょうか。またTwo-fourは、24本入りのビールの事を指します。

ちなみに、ケベック州では18歳から飲酒ができるので、飛び級でない限り大学生は年齢確認で引っかかることはありません。

 

Toronto

カナダ英語には、州ごとでも違いがあります。

例えばカナダ最大の都市、トロント。一般的には、"TOE-RON-toe"とはっきりと発音するのですが、トロント出身の子達は、決まって"CHRAWNna"とくだけた発音をしています。自己紹介の時の鉄板ネタです(笑)

http://i.imgur.com/T09XgSC.png

 

今回、カナダで使われている英語表現をいくつかピックアップしてみましたが、知っているものはありましたか?英語圏と一口に言っても、それぞれに個性があって、スペルや発音、単語も違うんだなと改めて思いました。

 

次回の更新もお楽しみに♡

 

*1:防寒性能の高いフードのついたウィンドブレーカーのこと。モントリオールではやはりカナダグースが一番人気です。私は裏地がアルミ素材になっているColumbiaのものを愛用しています。

ボランティア ver.2 -ミナ-

 

 みなさんこんにちは!

 

エッセイの提出が信じられないくらいたくさんあり、一日中パソコンに向かっていて目がチカチカし始めたミナです笑

 

個人的な意見ですが、エッセイを書くのは試験勉強の約3倍時間がかかります。理由は、

①授業の課題と違って読むべき文献の範囲が決まっていないためと、

②何度も書き直しをしながら進めなくてはいけないためです。

つまり、より良いエッセイを目指せば目指すほど、時間と労力を必要とします。

無事に提出できるように頑張ります!

 

また前置きが長くなってしまいましたが、今回は

私がReading Week中に行っていた

金銭的な理由や健康上の理由などで充分に食事にアクセスできていない方々に食事を無料で提供したり、食材を配ったりしているNGO法人でのボランティア

について記事を書きます。

 

マギルには

Alternative Spring Break

というシステムがあり(www.mcgill.ca/asb/home参照)、Reading Week中、マギル大学を通して、モントリオールにある様々な場所でボランティアをすることができます。

 

そして、ボランティア期間が終わった後、参加した学生で3時間のReflectionの時間が設けられています。

 

私はそのうちの一つのNPO法人NDG Food Depot (http://www.depotndg.org/参照)で4日間ボランティアを行いました。

 

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私がこの団体でボランティアをしようと考えたきっかけは、

留学中、食の魅力を再確認したこと

です。

食事は生きるために必要なものですが、それだけではなく、人と人を繋げるコミュニケーションのツールになるものだと痛感しました。

 

日本にいたときも、食べることが大好きでしたが、留学に来てから、食事って本当に大切だなぁとひしひしと感じています。

 

私とは全く環境や食生活で育ってきた友人と、一緒に食事をしながら話したり、お互いの国の料理を作ってあげたり、風邪をひいたときや落ち込んだ時にその友人を思いながらご飯を作ったり…

食事が私と異文化の友人をつなぐ一つの重要な要素であったことは間違いありません。

 

留学中の楽しかったこと悩み、つらかったこと、救われたことなど、全てを”食”から連想できるくらい、食と濃密な関係を築いてきました。笑

 

食事の大切さを実感したからこそ、食事に充分にアクセスできていない方々のサポートをしたい!という思いで、この団体でボランティアを行うことにしました。

 

具体的な活動内容については割愛して、この記事では、私の疑問点について書きます。

 

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Reflectionでの一枚。

What did you learn about yourself?

・Now I know how to see the same world from different views

・I learned that I wasn't prepared to break social isolation. I bound myself unable to tongue-tied. Now, I feel with experience I know what I expect ehich make me more adapt in dealing with it.

・I learned that while I prefer structure, great things can happen without it!

・Being more aware of certain issues makes it easier to act. I learned to keep a open mid and suppportiveness.

・I learned that I'm better at communicating with others than I thought. I am now more confident in initiating and working conversations with others.

・I was so happy to volunteer with other McGill students and local people who contribute to the society. Also, I was surprised the amount of donation.

・I learned that it's hard for me to say no to people during deliveries. And I've come to realize the needs of different people in the community.

・I think I am more adaptable in my communication style (in order to interact with different individuals)

・I was able to clearly contextualize my privilege and better understand what it means.

 

この模造紙からもわかるように、それぞれの学生がたくさんのことを感じ、それをシェアしながらReflectionが行われました。

 

Reflection中、一人の学生が質問をしました。

なぜ、食事にアクセスできない人が化粧はできるのか?

 

この質問をしたのは、私と同じNGO団体でボランティアをしていた学生です。この施設に食事を受け取りに来た方の中で、一人の女性の方とお会いしたのですが、その方は身なりもお化粧もとっても素敵でした。

なぜ化粧品を買うお金を食費に使わないのか?

 

この質問に対しては多くの意見が飛び交いました。

・身なりをきちんとすることと、食事への十分なアクセスとは別問題だ。身なりをきちんとすることは彼女のアイデンティティであり、彼女の中では最優先事項なのだ

・無料の食事を求めてやってきただけなのでは?

・人を見た目で判断してはいけない

などなど。

 

私は明確な答えはわかりません。けれども、人にはそれぞれの悩みがあり、それを外見や言動だけで判断・推測することには少し疑問を感じます。

もちろん、”外見は内面の一番外側”という言葉もあるように、外見はその人の内側を表すこともあるかもしれません。ですが、だからと言って、

身なりがきちんとしている人は必ず金銭的に余裕があると短絡的に考えるのは違うと思います。

何を考えるのにも、多角的な視点が大事だと改めて思いました。

 

ボランティアの内容や、私の経験よりも、考え方の方がメインの記事になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

ミナ